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機械翻訳の弊害
2008-09-26 Fri 00:15
最近依頼を受けるプルーフリーディングの中で、誰が訳したのか、翻訳した日本語がひどくメカニカルなものがあります。もはやプルーフリーディングというレベルでは対応できず、再翻訳が必要です。

聞くと、翻訳者が訳したようですが、ウェブ等の自動翻訳システムを使ったのか、英語の統辞構造に捕われすぎているのかわかりませんが、前者ならプロ意識のかけらもないですね。後者なら翻訳というもの自体を理解してませんね。

英語だけできても、コミュニケーターとしての翻訳にはなりません…。ウェブ依存過多による弊害でしょうか…。

 翻訳とは、コンピュータソフトウェアならコンピュータソフトウェアなどの分野に関して、運用知識があり、そのベースの上に、語学力が加わり、的確な表現ができます。また、外国語の統辞構造と母語の統辞構造とを的確に把握、分析した上で、その各言語の特性にあわせて表現するのが本義です。機械翻訳では、たとえば、専門用語がメインで文章解釈がほとんど必要ないテキストでは対応可能ですが、それ以外では、まだ人間の介入が必須ですね。Tradosという翻訳支援ツールがありますが、あくまで“支援ツール”であり、最終決定者は人間です。その決定には、翻訳に関する理解が必須ですね。

 インターネットの普及により、AIや機械対応可能な機能が拡大されている中で、機械が100パーセント対応可能なこと、人間の最終チェックが可能なこと、および人間でなければできないことなどをしかkり認識していくことが翻訳者およびその翻訳者を使う側にも求められていくと思います。

 日本翻訳協会で、公認翻訳者という制度ができましたが、このような翻訳に関する理解があり、職業意識がある方が育成されることを望んでやみません^^

 プルーフリーディングで依頼が来た翻訳済みのテキストに再翻訳が必要となると、料金が大きく異なります。プルーフリーディングのつもりで依頼されたクライアントが再翻訳の必要性があることを聞かされ、それでもプルーフリーディングの予算しかとっていないからといって、強引に依頼をお願いされるケースが多々ありますが、やはり翻訳を請け負う翻訳者自身のプロ意識がほしいですね^^


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